東大門で個人仕入れする方法|初めての渡韓で10万円分仕入れた体験記

「東大門で個人仕入れってどうやるの?」「言葉も分からないのに一人で行けるの?」「最低いくら持っていけばいいの?」
そう思って検索しているあなた、僕も1年前は全く同じことを思っていました。韓国古着転売に興味を持ちながらも、東大門での個人仕入れという言葉を聞くたびに「自分には無理かも」と諦めかけていた時期があります。
でも実際に行ってみたら、思っていたより全然ハードルは低かった。最初の渡韓で10万円分の古着を仕入れて帰ってきて、メルカリとInstagramで売り切ることができました。もちろん失敗もありましたし、「これ知っておけばよかった」という後悔もたくさんあります。
この記事では、僕が初めて東大門で個人仕入れをした実体験を包み隠さず書きます。行き方から交渉の仕方、失敗談まで全部です。東大門古着仕入れを個人でやってみたいと思っている方の背中を押せたら嬉しいです。
東大門で個人仕入れする前に知っておくべき基礎知識
東大門ってどんな場所?
東大門(トンデムン)は、ソウルにある巨大なファッション卸売市場のエリアです。DOOTA MALLやミリオレのような小売モールもありますが、古着転売の仕入れで重要なのはその周辺に広がる卸売市場群です。
有名どころだと「広蔵市場(クァンジャンシジャン)」「東大門総合市場」「平和市場」などがあります。古着を扱う問屋が集まっているのは広蔵市場周辺で、ここに行けばビンテージデニム、古着のジャケット、レトロなシャツなどが山積みになっています。
営業時間は問屋によって異なりますが、多くが深夜から早朝にかけて開いているのが特徴。夜の10時〜11時頃から開き始め、朝の6時〜8時頃に閉まる、いわゆる「夜市」スタイルの市場もあります。初めて行くと時間感覚がバグりますが、これが東大門の文化です。
個人仕入れと業者仕入れの違い
東大門での仕入れには大きく2パターンあります。自分で現地に行く「個人仕入れ」と、問屋サービスを使う「代行仕入れ」です。
個人仕入れの最大のメリットは、自分の目で商品を選べること。どんな古着が来るか分からないガチャ的な要素が少なく、「これは売れる」と自分の感覚で選んだものだけを持ち帰れます。デメリットは、渡航費・宿泊費がかかること、そして言語の壁です。
一方、僕が普段利用している韓国古着問屋「5WINS」のようなサービスは、現地に行かずに仕入れができます。最初は5WINSで仕入れを学びながら、慣れてきた段階で渡韓個人仕入れにチャレンジするのが、僕的にはおすすめのルートです。実際に僕もそうしました。
初めての渡韓に必要な準備リスト
初回の東大門仕入れ渡韓で、僕が用意したものを箇条書きにします。
- パスポート(当然ですが)
- 現金(韓国ウォン):僕は日本で約7万円分を両替
- クレジットカード:予備として。ただし問屋では現金のみのところも多い
- 大容量のキャリーバッグ:60〜80Lのもの。古着は嵩張る
- エコバッグ・トートバッグ複数:市場内で商品を入れるため
- 翻訳アプリ(Google翻訳):会話でも写真翻訳でも使えて神
- メモアプリに仕入れリスト:欲しい商品カテゴリをあらかじめ整理
渡航費は往復で約3〜5万円(LCCを使えば3万円台も可能)、宿泊費は東大門エリアのゲストハウスで1泊3,000〜5,000円程度。2泊3日のプランで合計経費は6〜8万円くらい見ておくと安心です。
東大門への行き方と市場の歩き方
ソウル到着から東大門までのアクセス
仁川国際空港から東大門までは、空港鉄道+地下鉄で行けます。空港鉄道でソウル駅まで行き(約43分)、地下鉄4号線に乗り換えて東大門歴史文化公園駅(약 약 동대문역사문화공원역)で下車。ここまで合計で1時間〜1時間15分ほどです。電車代は1,500円くらい。タクシーだと5,000〜7,000円かかるので、荷物が少ない「行き」は電車がおすすめです。
宿泊は東大門エリアに取るのがベスト。市場まで歩いて行けるので移動のロスがありません。僕は東大門駅から徒歩5分のゲストハウスを使いました。Booking.comで予約して1泊4,200円でした。
広蔵市場の攻略法
古着問屋が集中しているのは広蔵市場の古着ゾーン(5号門周辺)です。ここに行くと、通路の両側にずらっと古着が積み上げられていて、正直最初は圧倒されます。僕は初めて足を踏み入れた瞬間、あまりの量に頭が真っ白になりました(笑)。
攻略のコツは全体をざっと一周してから買い始めること。最初に見た店で衝動買いすると、後でもっと安くて良いものが見つかって後悔します。全体を見渡してから「ここだ」と思う店に戻って交渉するのが正解です。
古着は基本的に「キロ売り」か「個別値付け」かのどちらかです。キロ売りの場合は1kgあたり1,000〜3,000ウォン(約100〜300円)が相場で、ここが古着転売の利益源泉になります。
値段交渉の実際とやり方
韓国語が話せなくても、Google翻訳のカメラ機能と音声機能を使えばなんとかなります。「얼마예요?(オルマエヨ?=いくらですか?)」「깎아주세요(カッカジュセヨ=負けてください)」この2フレーズを覚えておくだけで交渉の入口には立てます。
値引き交渉はまとめ買いが基本。「これとこれとこれをまとめて買うから安くして」というアプローチが一番効きます。僕が初回渡韓で実際に交渉したケースでいうと、個別だと1着2,000ウォンのシャツを10着まとめて買ったら合計で15,000ウォンにしてもらえました(25%オフ)。
初めての渡韓で10万円分仕入れた実録レポート
仕入れの内訳と実際の金額
僕が初めて東大門で個人仕入れした時のリアルな数字を公開します。
- 仕入れに使った金額:約68,000円相当(650,000ウォン)
- 仕入れた点数:72点
- 平均仕入れ単価:約950円/点
- 内訳:デニムジャケット14着、フリースジャケット11着、レトロシャツ23着、カーゴパンツ8本、その他16点
「10万円分仕入れた」というタイトルにしていますが、正確には仕入れ68,000円+渡航・宿泊費32,000円(LCC往復29,800円+宿2泊8,400円−食費等)で、トータルのコストが10万円ちょっと、ということです。仕入れ原価だけだと約7万円です。念のため正直に書きます(笑)。
失敗談:これは買わなければよかったもの
全部うまくいった、とはとても言えません。正直に失敗も書きます。
失敗①:サイズ感を確認しなかったデニム
キロ売りのワゴンからデニムを選ぶ時、洗いたてで縮んでいたのか、実際に届いてサイズを測ったら表記よりかなり小さかったものが3本ありました。W30表記なのにW27くらいの実寸。メルカリで出しても「サイズが違う」とクレームが怖くて値段を下げざるを得ず、結果ほぼ原価で売ることになりました。学び:サイズはその場でメジャーで測るかスタッフに確認する。
失敗②:トレンドより自分の好みで買いすぎた
「これカッコいい!」と思ったオーバーサイズのコーデュロイシャツを5着買ったのですが、そのシーズンのトレンドからは少しズレていて、結局2着が長期在庫になってしまいました。学び:自分の好みと「売れるもの」は別。仕入れ前にメルカリの売れ筋を調査しておく。
実際の売上と利益
持ち帰った72点のうち、3ヶ月で売れた枚数と売上です。
- 売れた点数:67点(残り5点は在庫中)
- 総売上:約182,000円
- 仕入れ原価(按分):約63,000円
- 渡航・宿泊費:約32,000円
- メルカリ・ラクマ手数料・送料:約27,000円
- 純利益:約60,000円
投資した10万円に対して6万円の利益なので、ROIは約60%です。副業としてはまずまずの結果だと思っています。ただし、これには自分の作業時間(写真撮影、出品、梱包)は含まれていないので、時給換算すると決して高くはないかもしれません。それでも最初の渡韓としては合格点だと思っています。
言語の壁を超える!コミュニケーション完全攻略
Google翻訳フル活用術
韓国語がまったく話せない僕でも、Google翻訳のおかげで大きな困りごとはありませんでした。特に便利だったのがカメラ翻訳機能。値札や張り紙をカメラで映すだけで日本語に変換してくれます。また、テキスト入力で「このシャツ5着まとめて買ったらいくらになりますか?」と打ち込んで画面を見せると、店のおばちゃんも笑いながら答えてくれました。
音声翻訳も使えます。スピーカーから韓国語で読み上げてくれるので、相手に画面を向けながら話しかける感覚です。最初は恥ずかしいですが、慣れればなんてことないです。
数字と身振り手振りで意外と通じる
値段交渉で最強なのは実は電卓を使うこと。スマホの電卓アプリで金額を打ち込んで見せ合うだけで、価格交渉はかなりスムーズに進みます。「3,000ウォン」→自分が「2,000」と打ち込んで見せる→相手が「2,500」と打ち込む→「OK!」という感じです。言葉は不要です。
身振り手振りも大事。「これを10着」と10本指を立てて、「まとめて」とジェスチャーすれば伝わります。向こうのおばちゃんたちも慣れているので、日本人観光客相手に上手く対応してくれます。
渡韓仕入れと5WINSを組み合わせた僕の戦略
渡韓できない月の仕入れをどうするか
2児の父として、毎月韓国に行けるわけではありません。渡韓は年に2〜3回が現実的なペースです。そこで渡韓できない月の仕入れ手段として活用しているのが、韓国古着問屋「5WINS」のサービスです。
5WINSは日本にいながら韓国の古着をオンラインで仕入れられる問屋サービスで、僕は最初これで仕入れを始めました。現地に行かずに済む分、渡航コストがかかりませんし、仕入れロットも小さく試せます。渡韓仕入れで「目利き力」を磨きつつ、普段は5WINSで継続的に在庫を補充するという二段構えの戦略が、今の僕のスタイルです。
渡韓仕入れで得た経験を転売に活かす方法
実際に東大門に行って感じたのは、「どんな古着が日本でウケるか」という感覚が鋭くなること。現地で大量の古着に触れて、素材感や縫製の質、ヴィンテージ感の見分け方が体で分かってくるんです。
この「目利き力」がつくと、オンライン仕入れでも商品の写真を見ただけで「これは売れる」「これはイマイチ」という判断が速くなります。渡韓仕入れを経験した後から、5WINSでの仕入れ精度も上がった実感があります。
東大門での個人仕入れは、単なる仕入れの手段というだけでなく、古着転売全体のレベルアップにつながる体験だと思っています。
初めての渡韓仕入れを成功させる5つのポイント
事前リサーチと仕入れリストの作成
渡韓前に必ずやってほしいのが、メルカリでの売れ筋リサーチです。「韓国古着」「ヴィンテージデニム」「古着フリース」などのキーワードで検索して、売れている商品(「売り切れ」フィルターをかける)の価格帯・デザイン・状態を確認します。これをやると、何を何着買えばいいかの方針が立てやすくなります。
リサーチした結果を仕入れリストとしてスマホのメモにまとめておくと、現地で迷わずに動けます。「デニムジャケット:M〜Lサイズ中心、インディゴ系、10着まで」みたいな感じです。
予算配分と資金管理のコツ
仕入れ予算は現金で持参するのが基本ですが、全額を一か所に入れないこと。財布に使う分だけ入れて、残りはホテルの金庫かインナーポケットに分散させます。スリ対策もありますが、衝動買い防止にもなります(笑)。
予算の目安として、初回は仕入れ5〜7万円、渡航・宿泊3万円の合計8〜10万円で計画するのが現実的です。あまり大きく賭けすぎず、まず経験を積むことを優先したほうがいいです。
帰国時の注意点:税関と関税
古着を大量に持ち帰る時、税関で申告が必要なケースがあります。個人の手荷物として持ち込める免税範囲は20万円以内(海外での購入総額)です。今回の僕のケースでは仕入れ金額が68,000円だったので問題なしでしたが、複数回渡韓して大量に仕入れる場合は注意が必要です。
また、古着転売を「副業」として行っている場合、仕入れた古着は「商品」ですが、自己申告で正しく申告することが大切です。不安な場合は税関に事前確認するか、通関士に相談しましょう。
まとめ:東大門個人仕入れは怖くない、まず一歩踏み出そう
東大門で古着を個人仕入れするのは、最初は怖く見えます。言葉も違う、慣れない海外、大量の古着が並ぶ市場。でも実際に行ってみると、想像より全然ハードルは低いです。Google翻訳と電卓と笑顔があれば、なんとかなります。
今回の記事で伝えたかったことをまとめます。
- 東大門の古着市場は広蔵市場5号門周辺が仕入れのメイン
- 深夜〜早朝営業のため、スケジュールに注意
- 値段交渉はまとめ買い+電卓コミュニケーションで乗り越えられる
- 初回は仕入れ5〜7万円、総費用8〜10万円の予算感が現実的
- 事前にメルカリで売れ筋リサーチをしてから行くのが鉄則
- 失敗(サイズ違い・トレンドズレ)も必ず起きるが、それが学びになる
東大門古着仕入れを個人でやるのが不安な方は、まず日本にいながら仕入れを始められる5WINSのようなサービスで経験を積みながら、タイミングを見て渡韓にチャレンジするのがおすすめです。僕もそのルートで今があります。
大切なのは完璧な準備が整うまで待つことではなく、まず小さく始めること。最初の渡韓が完璧でなくてよいです。失敗も全部経験値です。東大門での古着仕入れ、個人でも絶対にできます。一緒に頑張りましょう!

